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2005年10月17日

ハマる少額訴訟

 少額訴訟を傍聴したのは今回が3回目ですが、なかなかこれは興味深いです。

 最初は、裁判官がずいぶん高圧的だなぁと思いました。ちょっと気の弱い人ならビビって何も言えなくなってしまいそうです。当事者は負けたくないでしょうから、とにかく自分の言いたいことを裁判官に伝えようと、一生懸命主張します。ところが、そのうち話が長くなってしまったり、相手方が話をしている最中に横槍を入れたりして、裁判官にたしなめられる光景がよく見られます。
「いまあなたの話を聞いてるんじゃないから、あなたは黙っていて下さい!」
とか、
「それは、裁判所が判断することだから、あなたは何も言わなくてもいいです!」
など。
まとまりのない話をして、裁判官に、
「だから、どうしたんですか?」
「だから、どうなんですか?」
と詰問されて、しどろもどろになってしまった方もいました。

 今回傍聴した事件のひとつは、母親が子供のために家庭教師を雇ったのですが、母子家庭のため資金繰りに行き詰まり、その代金の支払が出来ず、相手側から訴えられたというものでした。母親に過失が認められ、その支払をしなければならないのですが、支払うお金がない。収入もわずかなので、払えと言われたって払えない。結局、13ヶ月の月賦払いということで和解になりました。原告側はわずかの支払が分割になってしまうのですから、不満があるようでしたが、それ以外に回収の途がないため、裁判官がなだめて和解にまとめたのでした。

 少額訴訟の傍聴をするまでは、「裁判」といえば、「刑事裁判」→「殺人事件」くらいの発想しかありませんでしたから、「少額訴訟」=「ツマラナイ」というイメージでしたが、扱われているのは、身近な「明日は我が身」の事件ばかりですから、審理の冒頭で事件概要が話されると、すぐに状況がパッと頭の中に浮かんできます。ですから見ている内に、「書類をちゃんと用意しておかなきゃダメじゃないか」とか「そんなこと言ったら裁判官の心証が悪くなるじゃないか」などと熱くなったり、「この裁判官ならいいなぁ」とか「もう終わりにされちゃうのか」と考えたりするわけです。
 今回の傍聴では、判決の前に裁判官が母親に向かって、「自分の身の丈を知りなさい」としきりに言っていましたのが非常に印象的でした。

 最後に、いつも思うんですが、「少額訴訟」って呼び方はあまりよくないんじゃないかなぁ。60万円って大金ですよ、下々にとっては・・・。(ふ)


2005年10月07日

胡蝶蘭その後

 今日現在、事務所で生命を保っている胡蝶蘭は2鉢となってしまいました。なんとか葉っぱだけは元気そうですが、いつか再び花が咲くことがあるのでしょうか。うどんこ病にやられる植木があり、かと思えば妙に元気に発育してしまう植木ありで様々です。

 植木の調子が悪くなると外野からは「水が足りないんじゃないか」「水をやりすぎるんじゃないか」「肥料が足りないんじゃないか」「肥料をやりすぎるんじゃないか」と有益な(?)助言があります。昨日など「この植木は大きな鉢に移し替えた方が良いんじゃないか」と言うので、思わず「誰がやるんですか?」と言ってしまいました。

 知識の限りを尽くし、いくら心を込めて世話をしても人智の及ばないのが、植物の世界なのです。ベランダー(ベランダでガーデニングをよくする人)のいとうせいこう氏でさえ「植物と人間の間には深くて越えられない溝がある」と言っているのです。ましてや水をやること位しかできない私などに何ができましょうか。
 しかし上司の言葉には逆らえず、本日植え替え決行。生き続けてくれるのでしょうか?人智の及ばない植物の生命力に期待するのみです。

 それにしても、天井につっかえるほど大きくなってしまった17年ものの幸福の木、どうしたら良いのでしょう。誰か本当に教えてください。   宮

事務所つれづれ | 00:21 | コメント (0) | トラックバック

2005年10月05日

博物館・美術館紀行3

 9月23日(秋分の日)に、東京都美術館「エジプト展」に行きました。

 行った時間は16時前でしたが、入場待ち15分で、17時閉館だというのです。

 よって、見ることはあきらめ、ミュージアムショップでエジプトグッズを買った後、祝日は18時までやっている国立博物館の平常展を見学し、金曜日は19時まで開いている国立西洋美術館内のレストランで食事をしてきました。東京都美術館よ、開館時間の再考を求めます。

 国立博物館では、奈良興福寺の「仏頭」を展示していました。この「仏頭」は興福寺にあるときは、阿修羅などのスター仏像の中にあって、白鳳期を代表する大切な仏像なのに目立たない存在なのです。(特に以前は宝物館を入ってすぐの所に、机くらいの高さの展示台にいきなり置かれており、仏像通である、みうらじゅん氏にかかっては、「加藤登紀子」と言われて、ほとんど一瞥(いちべつ)もされずに通り過ぎて行かれる存在でした。ちなみに私はこの仏像の、まっすぐ前を向く生命感あふれたところが大好きです)

 それが、国立博物館においては、奈良から特別に来ていただいた「国宝」なので、スーパースター待遇で特別室が設けられ、一段高いところに四方からライトアップされて展示されていました。

 現在は「頭」しか残っていないとはいえ、本来は須弥壇の上にあった座像であったでしょうから、人々から仰ぎ見られていた本来の位置で見ることができたわけです。
 机の高さに置いてあった興福寺の仏頭を見た時の印象とは随分違いました。上から見下ろしていると、どうしても童顔の年少者を見る視線になってしまっていたようです。

 しかし、今回仰ぎ見ると、溌剌とした凛々しさを感じ、当時の人は「神々しく、新しい時代を歩んでいこうという頼もしさ」を感じたのではないかと思いました。今回に限らず、仏像はお寺にあるときと展示会にあるときと随分印象が違うことがあります。・・・が、この話はまた別の機会ということにします。


 その後ゆったりと平常展を見学し、西洋美術館内にあるレストラン「すいれん」で、気持ちの良い接客のもと、1500円でちゃんとした洋食を食べることができました。当初の予定とは違ってしまいましたが、思いのほか気持ちのよい午後を過ごすことができました。

おまけコーナー
 味・量・雰囲気・料金において、西洋美術館内にあるレストラン「すいれん」はお薦めです。カップルはもちろんのこと、上野の後ファミレスなどを考えている家族連れでも、こちらを絶対お薦めします。入場料なしで入れますよ。(み)

博物館・美術館シリーズ | 00:01 | コメント (0) | トラックバック

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