東京都の迷惑防止条例が一部改正され、平成２４年７月１日に施行されます。
迷惑防止条例は都民生活の平穏を保つための条例で、ダフヤ行為やつきまとい行為など公衆に著しく迷惑をかける暴力的不良行為を禁止しています。違反すると２年以下の懲役や罰金が科されます。
今回の改正点は次のとおりです。
１ 公衆便所、公衆浴場等での盗撮禁止を追加
公共の場所や公共の乗物での盗撮が禁止されていますが、それに加えて公衆便所、公衆浴場、公衆が使用できる更衣室その他公衆が通常衣服の全部または一部をつけない状態でいる場所での盗撮が禁止されます。
２ 悪質な訪問買取を禁止
訪問販売（押し売り）や広告・寄付の勧誘にあたっての悪質な行為の他に訪問買取にあたっても次のような悪質な行為が規制されます。
・犯罪の前歴を告げたり住居や家財にいたずらするような相手に不安を覚えさせる言動をすること
・買取の申込や勧誘などを断られたにもかかわらず座り込んだりして立ち去らないこと
・身分や買取金額など判断に重要な影響を及ぼすこととなる事実について著しく誤解させるような表示言動をすること
３ スカウト目的で相手方を待つ行為の禁止
客待ちの規制に加え、性風俗店やアダルトビデオで働かせる目的で公共の場所で公衆の目に触れるような方法で相手方を待つ行為が禁止されました。
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