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国立西洋美術館「ルーブル展」

 国立西洋美術館に「ルーブル展」を見に行ってきました。
 レンブラント、ベラスケス、フェルメール、ルーベンス、プッサン、ラ・トゥールらの巨匠たち・・・。本展ではこれら、美術史だけでなく世界史においても名を残した画家たちの作品の魅力を一堂にご紹介します。しかも世界最大規模、35万点におよぶルーヴル美術館の所蔵品から選りすぐった出展作品71点のうち、フェルメールの《レースを編む女》、ルーベンスの《ユノに欺かれるイクシオン》など、およそ60点が日本初公開。また、レンブラントの《縁なし帽をかぶり、金の鎖をつけた自画像》、シモン・ヴーエ《エスランの聖母》などルーヴルを初めて出る作品もおよそ30点です。まさに「これぞルーヴル」、「これぞヨーロッパ絵画の王道」ともいえる作品群です。」との紹介のある、展覧会です。
 そして「見るべし」作品はこちらのマーブルチョコレートの箱を見れば、誰でもすぐに分かるようになっております。
  
 「○○美術館展」と銘打った展覧会の場合、お目当ての作品を見るために、セットできているその他大勢の作品に付き合い、その中に予期していなかった素晴らしい作品に巡り会える喜びを期待する、といった鑑賞になることが多いのです。
 そこで、今回のルーブル展における私の感想ですが、すべてにおいてほどほどの展覧会でありました。
 今回のお目当て、「ラ・トゥールの大工ヨセフ」は、何年か前の「ラ・トゥール展」で来ていた作品で、再会を楽しみにしていました。ラ・トゥールは、私が初めて「深い精神性」という言葉で表現されている何かを理解した画家です。やはり素晴らしかったです。
 フェルメールの「レースを編む女」さすが本物は図録で予想していたより良かったです。
 「レンブラントの自画像」を見られて嬉しく、ムリーリョのマリア様は、いつも通り可愛らしく、ベラスケスの「マルガリータ王女」は、ドレスで包まれた幼児の身体を実感させました。
 また、上記以外の作品も、概してレベルの高い作品が来ていたように思いました。予期していなかった素晴らしい作品もありました。「ウテワールのアンドロメダを救うペルセウス」の、現代のモデルのような、きれいに筋肉が付いて透明感のある、アンドロメダのスレンダーな肢体、また、天使とは思えぬほどの美しさで、修道士を悩ませていたのではないかと、入らぬ心配をしてしまうカロル・ドルチの「受胎告知 天使」などです。
 でも何故か全部を見終わって、腹八分目で、ほどほどの充実感ではあるけれど、大満足、とまではいきませんでした。要はスーパースターが来ていなかったということなのでしょうか。
 以下ルーブル展第2部に続く

    

 
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